バリアフリーの旅

当社を設立してまだ間もないころ、車椅子を使っているイギリス人の男性一人旅を手配しました。
事前のメールでは車椅子利用は知らされておらず、お迎えしたときに空港で初めて知りました。
ドライバーから連絡を受けた当社代表が彼に会うと、彼はこう言いました。
「事前に詳細を伝えず申し訳ない。車椅子の一人旅だと告白すると、どの旅行会社も受け入れてくれないから、意図的に言わなかった。僕は車椅子でも可能な範囲で自由に旅がしたい」
結局、ドライバー1名では対応できない ( 彼は100㎏を超える大巨漢でした ) ので男性スタッフ2名を同行させ、ボロブドゥール寺院プランバナン寺院など3日間かけてご案内しました。
言葉のとおり、彼は本当に自由で、よく遊びよく食べよく呑みました。脚が悪いというハンデなど微塵も感じさせぬほど豪快に。

半ば「やっちゃえ」的な勢いで対応した、この経験が気づかせてくれました。
ハンデがあるからって特別視して特別難しいことをしなければならないわけではない。
「自由に旅したい」「あの場所に行ってみたい」という気持ちを叶えるための方法がほんの少し違うだけなんだと。

それ以降も車椅子利用の方や難聴の方、弱視の方の旅の手配を続けています。
ひとえに「ハンデ」と言っても、度合いもリクエストも様々。
例えば、
「ボロブドゥール寺院の上からの景色が見てみたいからビデオで撮ってきてほしい」と言われた、両杖をついた方。
「静かな環境だと聞き取りやすいから、なるべく人がいない時間帯に観光したい」と言われた補聴器を使用している方。
「筆談で対応してほしいから」と iPad を持参された聾唖の方。

ハンデがあるけど、旅をしたい。
それは普通の旅人よりも熱い気持ちなのかもしれない。
当社はその熱い気持ちにできるだけ寄り添いたいと思っています。


日程の相談や観光地の情報だけではなく、
「ホテルの部屋はエレベーターから近いところにしてほしい」
「段差のないレストランに連れて行ってほしい」
などホテルやレストランも含めて総合的にご案内します。

バリアフリーの旅の相談はこちらから。


【主催旅行会社】
Javanava Travelcafe
住所:Jl. Pramudyawardani Gg Janan Ⅱ Nomor 1 Borobudur, Magelang, Central Java
電話番号:+62 (0)82‐133999090 (日本語可)
メール:borobudur.temple.sunrise@gmail.com